Published 2016-06-24
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あの海が見たくなって 今日も受話器を取ってしまいそうさ そう あの頃へは もう レンガ積みの あのトンネルを 過ぎればなぜか必ず夏だった そう あの時も いつまでも きっと 波がいつも二人を 引き戻してくれたのに 海鳥も探していたよ 風に舞った 帽子の行方 あの頃は不安だけが 二人の心 つなぎとめていたね そう 約束がこわかっただけさ 月よ 今日は涙を 照らさないでくれないか 海鳴りも気にしていたよ 夏に消えた 帽子の行方
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