ShibayanRecords - 花のいろは lyrics

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ShibayanRecords - 花のいろは lyrics

唐紅の名残の花 ようよう揺れる水面の果て 舟人の櫂の誘う浜 宵の宴は支度を待たねど うつりにけりなうつつの色 ながめせしまに彼岸の虚 曼珠沙華咲く三途の藍 散る 散る 散る 朽ち行く 六文を秤にかけ 閑を遊戯にすりかえ 手慰みに石を並べ 幾千の罪を遊む たそかれの黄金の川 佇むは少女と百合 風化する骨を並べ 三千世界を誘え 彼方に見る享楽の闇 此方に見る皆苦の海 盛りさえ一睡の儚さに消え 指に乗せる記憶の花 渡る烏の羽音を読み 酒精を浴び微笑みかける 裁かれ行くは定めと悟る たましいの絶望が糧 しじまに浮き上がるは黄泉 月読みては数える時 水まさりなば踏み毀れるは橋 導くのは木の船 胡蝶うたまう火葬の跡 香る盆の夕暮れには 七宝の善と深遠の悪 あいまみえて連れ添う 花のいろははいたづらの睡 野にさらせば腕の憂い 身むなしくなりぬ崩れゆくは恋 掻い摘むも刹那の粋 風見鶏の尾羽を折り 漕ぎつけるは此岸の街 ひとの宴に業誘う宵 飽いた視線酔いにはまだ 永世行く旅路もなし さざ波のなびく潮のみ 雲間の月の差して鎌には紅 降り積もるは花びら 悔い贖う輪廻の先 現世には那由多の夢 今生は塵芥の園 幽玄まで連れ添う うつつの色うつりにけりな一夜 彼岸の虚ながめせしまに満つ 曼珠沙華舞う三途の藍に香に眠れ 散り朽ちるを見届けるだけ 花のいろは いたづらの睡を悼む紅に 身までむなしまた夢の世ぞ 遊ばれて絶えなむ 野にさらせば一握の憂い 手向けるは一輪の花

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