夏祭りのあと 帰れない二人 もどかしげな線香花火のように ゆらゆら ゆれてはじけ消えゆく 隣で君がさびしそうに微笑みながら 「来年もまたね・・・」って 言うから 僕は強く 小さな手を握り締めて歩いた 話しててもどこかうわの空 もうそこまで来てるさよならの季節 よく遊んだ公園も今は 人気もなくかなり荒れ放題 「わかっていた」と強がってしまう 自分を責める なつかしい匂い 残る 道を わざと遠回りしながら歩く ふらふら 夜風素肌に受けて 月を覆う者憂げな雲の流れをみて 水遠を求めたりして いつまでもつないだ手を 離せずにいるんだ 夏祭りのあと 帰れない二人 もどかしげな線香花火のように ゆらゆら ゆれてはじけ消えゆく 君のいない町に残されて上手に愛を 育てていけるだろうか? 線香花火 落ちないように 愛をつなぎとめるように