月が満ちる頃私は
あなたを忘れるでしょう
サヨナラの日は切なすぎたから
同じ絵 描けないでいるの
繋ぐ手と手を
固く結びあわせたのに
離ればなれほどけてく
守れなかった約束
悲しみは胸の奥で
溢れだして 途方に暮れていた
夜の海泣いているよ
水面 (みなも)を揺らして
月が満ちる頃私は
あなたを忘れるでしょう
サヨナラの日は切なすぎたから
思い出 まだ描けないままで
涙枯れる頃私は
あなたを忘れるでしょう
淡い光にこの身をまかせて
静かな日々に 瞳 (め)を閉じるの
淋しさを胸の中に
閉じ込めて 微睡みに落ちてく
鮮やかな記憶だけが
心を揺らして
月が欠けてく夜の底
最後の夢を見るの
無邪気なままで笑ってた頃
思い出 まだ残酷なままで
星が照らす道しるべに
最後の夢を見るの
戻れない日々 この身を焦がして
あなたを想い泣くのでしょう
夜を泳ぐ潮風が 涙を乾かして
ひとりぼっち佇んで
朝焼けを待つ
夢から覚めるように