冷めた ティーポット
今も 触れたまま
いつも 笑いあう
光景(ばめん) 思い出す
いつか 目を閉じて
二度と 会えなくなること
知っていた だけど
どうして
「愛してる」 その言葉
私には 現実で
なにもかも 捨ててまで
守りたい 一つだけ
「愛してた」 その言葉
私には 残酷で
ひとりきり
繰り返していた
さよならが 言えなくて
書きかけた 手紙が
あの日から 置き去りのまま
声届かない
「愛してる」 その言葉
もう二度と 聞こえない
涙に滲む文字
「きっと忘れないで」