涙の青、痛みの赤を混ぜる夜は藤色染みて
冷たい手を差し出し 泣けと嘲う*
時は腐りいつかは溶けて
忘れること許されるのに
切れない糸つながれている 輪の外で
見せかけ 浅い眠り
うつろう夢も無い
満ち欠け 銀のめぐり
数える意味もない
孤独と孤独と熱帯夜
重ね織り紡ぐ さ夜衣
闇かかり濡らす切なさを
うずめるその胸 もっと奥深くまで
まどろむ白、現は黒に
今日の空は灰色並べ
あの場所遠く隠し 瞳そらす
それは鎖いつかの記憶
忘れたいと閉じ篭っても
見えない罪刻まれている 箱の中
見せかけ 深い眠り
逃げ込む夢も無い
満ち欠け 銀のめぐり
待ちわぶ人もない
見せかけ 浅い眠り
うつろう夢も無い
満ち欠け 銀のめぐり
数える意味もない
孤独と孤独と熱帯夜
重ね織り紡ぐ さ夜衣
闇かかり濡らす切なさを
うずめるこの胸 もっと奥深くまで