(第十二巻 741頁)
二人の歌姫 沈むのはいずれか…
紅の歌姫と称されしFirenza領主Firenza公爵家の令嬢
Roberia Maria Della Firenzaの手番
遊戯盤の上を駒が進む…
<聖都Firenza及び南都Naporta → 紅の歌姫の後援都市>
歌え!紅の歌姫(Roberia) 目指す舞台は
優雅にして華美なる(Elegante e sfarzono) 麗しの王都Romana
蒼の歌姫と称されしMilana領主Viscontie公爵家の令嬢
Giulietta Simone Del Viscontieの手番
代わる代わる駒は進み…
<北都Milana及び水都Venera → 蒼の歌姫の後援都市>
歌え!蒼の歌姫(Giulietta) 目指す舞台は
優雅にして華美なる(Elegante e sfarzono) 憧れの王都Romana
┌ 紅く燃え上がる情熱の歌声と 華やかな容姿 私こそが<最高の歌姫>
└ 蒼く沸き出づる清廉の歌声と 穏やかな微笑 私こそが<最高の歌姫>
諸侯を巻き込んで 宮廷に蠢く影は 権謀の黒き獣(Bestia) 争いの宴は続く…
┌ {田舎貴族の娘}が望むには 不遜な至尊の寶冠
└ {色惚の年増娘}が望むには 不遜な至尊の寶冠
┌ 頭上に戴くのは {紅の歌姫}こそが相応しい…
└ 頭上に戴くのは {蒼の歌姫}こそが相応しい…
…「王妃陛下万歳!」