生憎(あいにく)のどしゃ降りが 細い身体を濡らしてる
観念の雨傘に 二人の言葉が揺れている
舞台の地球はただ回る
欲しいものだけ並べてみては 惜しいハナシと諦めて
掴みきれない何かを呪ってる
退屈な梅雨の午後 イデオロギーのジャングルで
雷を予感する 引用の言葉を探してる
舞台の地球はただ回る
嫌うものだけ並べてみては 違う世界と切り捨てる
掴みきれない何かが踊ってる
突然の晴れ間から 鈍い光が下りてくる
観念の雨傘に ふたつ柄(え)がある世界やな
二人の地球はただ回る
ブレた画面にイラだつたびに 熟れた果実を投げつけて
掴みきれない何かを呪ってる
ブレた画面にイラだつたびに 熟れた果実を投げつけて
掴みきれない何かを呪ってる
憎みきれない何かに挑んでる
掴みきれない何かが踊ってる