恋しさを堪えて幻想(ゆめ)が消えるの待った
春風は君の匂いを運んでいる
追い出そうとする度に
思い出してしまうのは何故?
あなたはすぐ忘れてしまうでしょう
きっと それでも
あなたが笑うのを私はいつまでも
近くで見ていられればよかったのに
ちっぽけな願いはいつしか膨らんで
この胸に収まりきれなくって
壊してしまった
窓際の花びら ふわりと空へ消えた
気まぐれな恋なら あんな風に飛べたのに
朝がくれば違う私
もう何度も言い聞かせた
あなたはもう私の知らない人
きっと それでも
始まりもなければ終わることも無い
そんな恋はあまりにも苦くして
何かを壊しても構わないと思った
その胸にずっと飛びこみたかった
強く抱きしめて
あなたが笑う度 私も同じように
笑って答えたかっただけなのに
春が通り過ぎる