艶姿と華の祷り 重ね合わせ
凛と浮かぶ刃の痕 紅
波紋が消えた水面には 息を密めた薄羽の蟲
螺旋描いた愚かさは 哀しみ刻んだ万華鏡
蠢く本能が淫らな雌食して
雅やかに唄う ら…ら…ら 鬼の宴
狂言に舞う邪心が変貌を遂げる
触発された天性が闇に朽ち果てる
澱んで微睡む視界
沈み行く記憶は断片 …絶望…
無くした孤高の空 射ぬかれ崩れてく
むしられた記憶からは泪
偽る言葉の影 弱さを浮かべてた
寂しさをもて余すほどに
斑に染められし人の儚き今を綴る彩飾は
輪廻の花のように咲いて枯れて朽ちて生まれる 想い溢れた
斑に毒されし人の明日無き空を唄う哀しみは
鳥籠の中でほら飼い慣らされて夢は果てる 泪溢れた
冷たい場所 引きずられて帰れない
抱き締めた亡骸が明日を眠らせる
極彩色の絶景 混沌の暗闇が滲む(浸食)
結末を裂く根源 己が生きる故の謳歌(喝采)