雪の白い肌に 黒檀の艶髪
赤い唇開く 「愛してるわ お母様」
しなやかな指が 彼に触れて揺れる
囁く声優しく 「愛してるわ お父様」
†鏡よ鏡よ†
黒い魔と白い嘘 重なり会う獣のように
†鏡よ鏡よ†
「映し出せ悪魔」 私の声は届かない
今も、誰も、誰も、気づかない
淫靡な眼差し 狩人を誘い
悲劇 装う少女 「愛したいの 貴方を」
†鏡よ鏡よ†
白い笑い黒い闇 貪り合う獣のように
†鏡よ鏡よ†
少女は変わる 狡猾の魔物
何故、誰も、誰も、誰も、誰も、気づかない
聖なる夜に響く鼓動
毒を孕む熟れた実を
夜の中 森の奥
私に挑む瞳は
血を求めて罠を張る
愚かに舞う蝶を狩る
純粋な悪意から 偽る涙
何故、誰も、誰も、何も―――――
神の名の元に 今、罰を与えん
しなやかな指は 誰に触れて跳ねる
囁く声妖しく 「愛してるわ 貴方を」
†鏡よ鏡よ†
黒い魔と白い嘘 重なり会う獣のように
†鏡よ鏡よ†
映し出せ悪魔 私の声は届かない
今も、誰も、誰も、気づかない
愛しい我が子よ 私が今導く
聖なる夜に響く鼓動
毒を孕む熟れた実を
夜の中 森の奥
私に挑む瞳は
血を求めて罠を張る
愚かに舞う蝶を狩る
純粋な悪意から 偽る涙
何故、誰も、誰も、誰も―――――
神の名の元に 今、罰を与えん