舞い落ちた花弁が 粉雪に変わる頃
舞い上がる愛しさを 抱きしめた
静かに揺れてた 木の葉は今にも
終わりを告げて 散っていく
秋風薫る 夕陽射す道に
二人の影探す
辛くなる度に 君を傷つけた
自分だけ守ることばかり
言葉にしていた 擦れ違う日々を
区切るための笑顔
初めて心から人を
想えたこと 君がくれたから
信じてたよ永遠に この時が続くこと
降り積もる想い 止められなくて
きっと君が見えてなかった
「そばにいれる…」ただそれだけで
ずっと遥か先も
生きていける筈だとそう思った
私はまだ子供で
君が流した涙に気付かずに…
通いなれた道 並んで歩いた
どこまでも行ける気がしてた
いつも決って 右隣の君
胸が高鳴ってた
瞳に映った 未来は同じと
たやすく決め付けていたんだ
茜に染まった 雑踏のなか
呟いた「ごめんね」
繋いだ手から 流れ込む
何より温かいこの気持ち
きっと忘れないように
君が残してくれた…
君と見た景色 些細な日々も
すべて輝いて見えたのは
いつも君がそばにいたから
暗い夜も全部
乗り越えてこられたの
ねえどうして忘れていたんだろう
君がいたから私らしくいれた
消えていく
君と見たいくつもの記憶たち
舞い上がる愛しさに溶けていく…
降り積もる想い 粉雪になり
きっと君を彩れるから
願いひとつだけ叶うなら
どうか君のもとで
寄り添える安らぎを 感じたいよ
あの日の景色のなか
君と二人で夢見たその先に…
愛すること 教えてくれた
この痛みを 忘れないから
君と私 過ごした意味が
いま 心に 灯る
次の季節を超えたその先に
私は歩き出すよ
君と誓った 言葉だけを抱いて…