無くした声 曇る視界 何もかも不自由はない
規則的に 無表情に 巡る時は果てなく続く
閉ざした声 胸の奥に 聞こえるのは悲鳴だった
「何の為 ここにいる」
裸足で立ち上がり強い風と共に前を向いて あなたは進める
太陽の灯を燈し穢れのない道を選び照らそう あなたが眠るまで
鍵をかけた 胸の奥に 染み渡るは涙の雫
「何の為 生きているか 気付いて」
裸足で立ち上がり強い風と共に前を向いて あなたの背を押す
夭を射る様なまばゆさであなたを探し出し風を起こし 私の待っ地へ
大地は未だ 恥じらい霧纏い
創生の朝静かに 息吹はそっと冷たい頬に触れ
裸足で立ち上がり強い風と共に前を向いて あなたは女神
太陽の灯を翳し迷いを打ち消さば前を向いて あどけない空へ強く羽ばたき飛べ