白昼(マヒル)の正体 溢れる黒(クラ)さ 憂秋(ユウシュウ)でも問わず 踏み滲む(フみ ニジむ) 陽々(ヒビ)にすら情意(ジョウイ)は耐えれず 花びらを燃す(モす) 溺れるあの退屈も 青白い手で塗り潰した。 「迷いなく 歩きなさい・・・。」 息吹(イブキ)は無く 夜は平静。黒い(クラい)光だ・・・。 ここは、月の宵(ヨイ)を讃える(タタえる)この世の果てだ。 昼が割れると 肺が痛い・・・。 亡びる(ホロびる)ような ふりもいらない。 「歩く月向こうへ。 昼が割れると 肺が痛い・・・。 亡びるような ふりもいらない。 「歩く月向こうへ。 夜が白い