途切れない軌道
確かな意味と何度とはぐれても言える
「全てはきっと私そのもの」 だと
跡形さえ無くなった心が私を抱き
「貴方の方が少し脆いだけ」 と言う
行き場を失う衝動に
橫たわったなら思い出して
途切れない軌道
確かな意味と何度とはぐれても言える
「全てはきっと私そのもの」 だと
「信じようとぶつかる壁を恐れないで」
破けた靴が私を連れ戻す
錆びれを疼かす正体を
突き止める事じゃ進めない
幾ら堦段を踏み外しても
幾ら迷っても言える
「こんな足でも 歩けない筈は無い」
途切れない軌道
確かな意味と何度とはぐれても言える
全てはきっと 私そのもの
微かな糸に変わって行く
自分が自分を見失ったり絶望に潰れそうな時
思い出すだけ
何にも失くしてない