夜の匈いと風の音 人氣の無い公園 少し遲れて君が來る 月明かりを背負って 白い吐息は靜かに絡み合い ふたりだけの時間(とき)が流れてく 會えなくてずっと…「會いたいよ、もっと」 僕はわがままを言う 「どうすればいい?」 止まれないから 行けるとこまで行こう 半端な氣分で君の深さを 知れば痛い目にあう そう知りながら求めてしまう 君が放つヒカリ かけがえのないものさえも 壞してもいいんだよ 「こぼれた水は戾らない」 それでもかまわない 走り始めた二つの運命を 月だけがそっと見つめてた 「會いたくてずっと待ち續けた」と 君は欲しがるわりに 後悔しないよう 傷つかぬよう なにを恐れてるの? 退屈な今日を 始める前の 優しい空の果てに ぼんやり浮かんだ 銀色の月 愛に滿ちた光 何故 惹かれあうフシギな人間(いきもの) 愛をむさぼり ねだる このまま 愛をとめないで 抱き合うほどに 切なく心搖れる なんもかんも全部 敵にまわして 世界に背いても 最期微笑んで 「後悔ない」と 言われりゃすぐに逝ける 僕を選んだ君の心に 燈す永久(とわ)のヒカリ