大丈夫だって言い聞かせて
得意の笑顔に切り替える
投げやりだっていうんじゃなくて
開き直ったっていう感覚
震える手を隠したのは
同情がさむすぎるから
中途半端で見せかけだけの
温もりなんかじゃ暖まらない
そらならいっそ見ないフリして
跡形もなく砕け散るまで
今更きれい事だなんて
聞くつもりも言うつもりもない
痛みは増える一方だろう
ならば受け止めて行くまでさ
こわいくらい澄んだ空気は
嵐が来る前の静けさ
親切そうなあの人々は
本当は何を知りたいのだろう
優しげな目の奥に鋭い
好奇のいう名のナイフ隠して
君は一体何が欲しいの
君は一体何を願うの
君は一体どこを目指すの
そしてそこへは誰と向かうの
君が君で生きられるのは
最初で最後この一度だけ
大きな地図を広げた後は
君だけの道を描けばいい